お部屋
room
今では見られない味わいのある意匠を感じていただくため、2024年のリノベーションの際には、木製サッシや浴槽のタイル壁、アンティークなガラス戸はそのままに。年月とともに風合いを増す素材を活かしながら、飾り気のない上質さを追求しました。
窓から静かに差し込む光の描く繊細な影が、仄暗い部屋の奥へと溶け込むように消えていきます。谷崎潤一郎が「陰翳礼賛」で綴った「暗がりの中に美を見出す感性」を体現すべく、光と影の演出を引き立てる内装やインテリアに仕上げました。
陽の光が作り出す陰影を楽しむ空間から、夜は静かで奥深い陰影を感じる空間へ。暗闇の余韻を楽しめるよう、灯りの配置にこだわりました。昭和初期の風情と現代的な洗練さを兼ね備えた灯りのしつらえが、一日の終わりを迎える身体に、深い安らぎをもたらします。